CIVIL ENGINEERING SERVICES 土木部門の業務
メンテナンス・サポート
私たちは、発電施設やダムの土木設備に対して定期的な巡視点検や詳細な保守管理を行い、設備が常に安全かつ安定して稼働できるよう支えています。突発的な不具合や老朽化に対しても迅速に対応し、トラブルを未然に防ぐことで、地域の安心した電力供給や防災機能の維持に貢献しています。
さらに、運用サポート業務として、設備の稼働状況を継続的にモニタリングし、効率的で持続可能な運転が行えるよう最適化を図っています。加えて、河川や周辺環境の調査を通じて自然環境との調和を大切にし、施設の修繕設計や改修計画では長期的な視点から安全性と耐久性を高めています。こうした取り組みにより、環境保全とインフラの安定運用を両立させ、地域社会の発展と人々の暮らしを支える役割を果たしています。
調査設計
私たちは、発電所の保守運用に深く関わる土木構造物や、その周辺の自然環境において、定期的かつ多角的な調査・観測を実施しています。気象や水位、地盤の変化といった自然条件の把握から、設備の老朽化や劣化の進行状況の確認に至るまで、幅広い視点でデータを収集・分析し、将来的なリスクを早期に発見できるよう努めています。
その成果をもとに、より安全で効率的な保守運用を実現するための設備改良や修繕計画を立案し、具体的な調査設計へとつなげています。設計段階では、構造物の耐久性や信頼性を高めると同時に、環境への影響を最小限に抑える工夫も盛り込みます。こうした一連の取り組みにより、発電施設の長期的な安定稼働を支えるとともに、自然との共生を意識した持続可能なインフラ整備を実現しています。
工事・工事管理
私たちは、発変電設備をはじめとする電力インフラや、一般建築物の工事・改良・修繕を幅広く手掛けています。これらの施工を通じて、地域社会に欠かせない電力の安定供給を支え、暮らしや産業活動を下支えする基盤づくりに取り組んでいます。特に、老朽化した設備の更新や機能向上のための改良工事では、最新の技術やノウハウを取り入れることで、長期的な信頼性と効率性を確保しています。
また、工事管理の分野においては、豊富な経験と実績を活かし、計画段階から施工完了に至るまで一貫したマネジメントを行います。安全基準を徹底し、品質の高い施工を施主に代わって確実に実現することはもちろん、工程管理やコスト管理にも細心の注意を払い、最適な工事体制を築いています。これにより、安心して任せていただける体制を整え、社会インフラの整備と持続的な発展に大きく貢献しています。
リサイクル
私たちは、ダムに流れ着いた流木や、維持管理の過程で発生する刈草などを回収・分別し、粉砕処理を行ったうえで新たな資源として再利用しています。従来であれば廃棄物となっていたものを有効活用することで、環境への負荷を軽減し、循環型社会の実現に寄与しています。
具体的には、粉砕処理した素材をマルチング材や堆肥原料として活用し、農業や造園分野などで利用できる製品へと生まれ変わらせています。こうして再資源化された製品はリサイクルセンターを通じて地域に還元され、環境保全だけでなく、地域産業への貢献にもつながっています。資源を「捨てる」のではなく「活かす」という姿勢を大切にしながら、持続可能な社会の実現を目指して日々取り組んでいます。